ダンボール戦機W 第2話『バンとヒロ W出撃』

ディテクターによって奪われた都市機能を回復させるべくバンとヒロはかつてのシーカー本部へと乗り込んだ、というお話。
不思議なことですが、敵の目的が大きくなるほど現実感が薄くなりまして、それがむしろこの作品には合っていると申しましょうか…。
そもそもがLBXといった現実からかけ離れたテクノロジーを使っての作品でございますので、そこに中途半端な現実を持ち込むのであれば細心の注意を払う必要がございますが、そうすると今度は作品の爽快感や娯楽性といったものが犠牲になってしまう可能性が高くなってしまいます。
で、今シリーズは上で書いた通り「世界征服」ですとかリアリティを放棄したかのような敵のデザインを拝見して、良い意味で「ハジケテ」くれればいいなぁと考えております。
新主人公のヒロには前シリーズのバンのように背負うものが(今の処)ございませんし、いかにも大昔のヒーローにありがちな頭の悪い(笑)男の子の匂いがいたしまして好感を持っております。
一番いいのはヒロが楽しそうなところなのですが、これが長く続いてくれる保証はないですしねぇ。先行きが少し不安です。