ダンボール戦機 第42話『全てを賭けた最終ミッション』

レックスの過去と真の目標語り、計画阻止のためにバンたちがサターンへ降下作戦を行ったお話。
この作品に限った事ではございませんで、大昔のように「地球を狙う異星人」ですとか「世界制覇を目指す悪の組織」といった敵役が消え失せてしまった現在では、悪役の動機に創作者の皆さまは苦心なさっておられるようでございます。
レックスのように個人的復讐心から世界を憎むというものは定番でございますが、さりとてこれ以上の動機を用意できたのかと問われますと、つくづく己の創作能力のなさを痛感させられるわけでございますが、本作におきましてはもうひとひねり欲しかったかなぁと。
デイブレイク作戦発動。
ここへ来て「大人」の操るLBXが登場いたしましたが、典型的な「やられメカ」(笑)でしかございませんで、最終的にサターンを停止する役割を負わされたのは子供たちだけでございました。そのエクスキューズとしてバンと山野博士の会話を用意したのでしょうが、できればこのシーンでもう少し説得力が欲しかった。
それとサターン内部でバンたちを待ち構えていたLBXがフェアリータイプじゃなかったのはいただけませんね。数が少ないのならともかく、あれだけ搭載している描写をしていたのですから（もっともすべて「どんぐり内蔵」というのでしたら狭い機内では使えませんが）あそこはフェアリー以外ないと思うんですけどねぇ。
いよいよ最終局面でございます。