ロウきゅーぶ! The 7th game『君の蕾に恋してる』

昴は練習でミスをする愛莉を心配して訊ねると、泳げない愛莉はこれから始まるプール授業の事を考えていた事が原因だった。昴はそんな愛莉のために水泳を教えることになったのだが、というお話。
本作は「バスケ」という軸がございますので、特定の層を狙った描写が多くとも(特にそうしたモノに興味のない)おっさんでも楽しく視聴できていたりいたします。
ですのでお話を「バスケ」から離して欲しくないというのが正直な感想。
メンバーのコンプレックスや弱点を、昴や仲間が力を合わせて解決したり乗り越えて行くのも上手に「バスケ」に絡めて頂きたいものでございます。
そうでございませんと、本作は最大の特徴である「バスケに賭ける小学生」を失ってしまいまして、単なる「ロリ描写の多いハーレムもの」としてしか存在できないのではないかと心配…、それはそれで価値があるのか(笑)
ただお話としては今回も可愛らしいお話でございまして楽しませて頂きました。常に後ろ向きな気持ちの愛莉が、徐々に前向きに変わって行く処ですとか、それを助ける昴や仲間たちの描き方は丁寧でございました。
…際どい描写や作画の残念さを別に致しますと、本作の作りは実に手堅く感じられるます。
もっとも以前も書きましたが本作の作画が高品質でございますと、必要以上に「生々しく」なってしまいますので、本作の作画レベルはこれくらいが丁度良いのかと(笑)