夢喰いメリー 第2話『夢もキボーも』

倒れたメリーを幼馴染の勇魚の家まで運んできた夢路。記憶のないメリーは「帰るべき場所」を探して、うしろ髪を引かれつつひとり町へと消える。夢路はそんなメリーを守りたいと決意した、というお話。
この作品はこの作品で余計な状況説明がほとんどないまま進行中でございます。かと申しましてそれが「不親切」と感じる事もございません。
ひとつはその「語られない部分」こそが本作の「見せたいもの」なのでしょうし、であれば作品を通してそれは語られるんだろうなぁといった「予感」を抱かせて下さっているからでしょう。
もうひとつは画面作りに色々と「こだわり」が感じられて、それを観ているだけでも楽しいなっ、と。
演出でもメリーと夢路が交互に決意を述べる部分は、それ自体はなんということもなかったのですが、この「熱量の低そうなアニメ」なのにあれだけで妙に「熱く」なりまして(笑)、見せ方って大事だなぁと改めて認識させられております。