HEROMAN EPISODE#3『INVASION』

センターシティの上空に現れた宇宙船からスクラッグの侵略部隊が降下してきた。成す術も無く倒されるアメリカ軍(「軍オタ」ではないので、アメリカ軍なのか「州兵」なのかも分からないのですが)。ジョーイとサイは避難所へ行く前にジョーイの祖母を家まで迎えに行く事に。だが家の前にもスクラッグの兵士がやって来た!というお話でした。
スクラッグは昆虫系ですか。個人的には苦手ではないのですが、あの倒されるたびに緑色の体液が飛び散る描写は・・・(苦笑)
アチラの方は人型をはじめとする哺乳類型に対して思い入れが強そうですから、敵役は昆虫タイプが許容範囲なのかなぁ。でもあれは正直キモイです。
アメリカ軍とスクラッグの戦闘シーンは絵といい、構図といいボンズの良い所が引き出されておりました。ただ、あれだけ火力の差があって、市街戦なのに死人の描写が全くないのが不思議。
アメリカで放送するためのコードで描写しないのだと思うのですが、そうした悲惨な描写に理屈を付けて描いて来たものが、(オタクさんだけだと思うのですが)彼の国で支持された日本製アニメだと思いますと、マイルドにしたアニメがどう受け止められるのか知りたいものです。
もっとも残酷な描写であっても当たり前の事と平然と受け入れている私の方がどこか壊れているのかもしれませんが。
ウィル。
例えば日本を舞台にしたアニメで「ヒーローになるのは俺だ!」なんぞと宣言されますと「厨二病」と書きたくなりますが、原作者が彼の国の方で、舞台もアメリカですと別の感想を持ってしまいます。
この独立精神、この行動力、迷いの無さこそがハタ迷惑なアメリカ人(イメージですが)そのもので、これくらい「押し」が強い人間でなければアチラでは愛されないのかなぁ、と。
このキャラ設定に原作者がどれくらい関っているのかは門外漢の身では知りようもございませんが、「絵」としては間違いなく日本製アニメであっても、細部はアチラの作品だと思い知らされた所でございました。
そこら辺の違いも今後の楽しみになると良いなぁと思っております。