夏のあらし!〜春夏冬中〜第4話『みずいろの雨』

 はじめが潤の家を初めて訪問する話。他は潤の姉が登場したり、カヤが甘いものに異常な執着を見せたり、今の潤が過去の潤のトラウマをこしらえたりするお話も絡めたいつも通りの賑やかな内容でございました。
 潤がはじめに性別を隠すネタが延々と続いておりますが、これは単なるネタ以上の意味があるのでは?ということに思い至る(笑) 表面上は「(性別を)知られてしまうことで、はじめと潤の今の関係が壊れてしまう事を恐れている」のでしょうが、それはあらしや他のメンバーとの関係にも通じているように思えました。
 え〜と、何が書きたいのかと申しますと幽霊と生身の人間たちが同じ空間、同じ時間を共有しながら楽しい日常を送ってはいるけれど、それはとても不安定な状態で奇妙なバランスの上に成り立っている、と。そしてほんの僅かな力が加わってしまえば壊れてしまう危うい状態であることを潤とはじめの関係に重ねているのではないか?ということでございます。
 居心地の良い状態は好ましいけれど、それは長くは続かない。あらしたちとの「永遠の中の一瞬の夏」もいつか終わりを迎えることになる。それは潤がはじめに対して性別を隠しきれなくなった時かもしれませんね、・・・何書いているのでしょう(笑)
 「素面」の状態でも論理的な組み立てができないのに酔った状態ではなおさらですね(笑) 「生徒会」観ながら寝る事にいたします。