地獄少女三鼎 第二十五話『ゆずき』

 なにが一番苦手かといって、こういうお話が一番苦手なんだよぉぉぉぉ!(笑) 消極的かつ無自覚な悪意によって、何の責任もない、そしてそれらに対抗する手段も持ち合わせない子供が、誰に知られることもなく命の火を消して行くというお話は本当に勘弁して下さい(´;ω;`)
 感情移入していない方がこの回だけを視聴したなら「陳腐」の一言で片付けられてしまいそうなストーリーでしたが、ここまで来る道程を知っている身といたしましては来ちゃいましたよ(笑) まあ、現実的な脚本ではありませんが(お母さんの死体が見つからなかったなんてことはなかったでしょうし、当然ゆずきも発見されてしかるべきでしょうし、ね)。
 しかしこの回の本質は人々のそうした悪意によって「ゆずき」は命を落としたというところにある訳ですし、正味20分の本編で必要な部分は押さえておりますからこれはこれで。「地獄流し」を否定していた「ゆずき」こそが一番悲しい「地獄」を経験していたということでございましょうか。
 ここ数回は毎回同じ感想を書いておりますが、今回も同様で「こんな作品だとは思いもしなかったよ〜」と書き残しておきます。
 ゆずきは思い出した事で「地獄流し」の必要性を感じ「地獄少女」になりましたが、さてこれは「ゆずき」に何をさせようということなのか、そして「ゆずき」への協力を拒否したような描写だった四藁はどうするつもりなのでしょう。最終回を観ないうちはなんとも書きようがございません。・・・こんな重い気持ちのまま一週間待つのは辛い(笑)
 肝心の「わたなべ監督」は精神的リハビリを兼ねてこんな番組の監督しているようです(笑) ・・・これは凄い! 癒されました(笑)