地獄少女三鼎 第十四話『怨みの街角』

 今回視聴して前回の「?」が解消いたしました。前回ラストカットで登場したのは、今回のヒロイン(?)「柏木秀美」でございました。本作(この第3シリーズしか視聴しておりませんが)ではこれまで次回のメイン登場人物が顔見世することはありませんでしたので、この新趣向に少々(私が)混乱してしまったようです。
 もちろんこの演出に意味がない訳ではございませんで、これまでは事前に「地獄通信」へアクセスする人物を察知することはできても傍観者でしかなかった「ゆずき」が、親友「秋恵」の地獄送りの瞬間を見て態度を改めます。アクセスする(した)人物に接触し、思い止まるよう説得することを決意した(この場合は秀美に対して)重要な場面であった…、と思います。
 今週観て気づいた私も問題がありますが、せめて前回(もう2週間も前です)それとなく臭わせて頂きたかった。台詞で語らなくとも「ゆずき」の表情の多少の変化があれば、演出に対しての印象は随分と違っていたと思いますので残念でございました。
 肝心の今回のお話は良い意味で「通常営業」でございました。最初は秀美や「都筑欣也」に同情もしておりました。人間は弱い生き物で、他人の心ない言動でその後の人生が狂わされたとしても誰が彼らを責められようか、と思っていたのですがラストシーンで人間は薄汚い生き物だったことを思い出させていただきました(笑) 本当に(ry
 「お仕置きシーン」は巨大「あい」でございました。これは何気に怖い(笑) 子供の頃良く見た「悪夢」を思い出してしまいました。フロイト的には(巨大なものに追いかけられる夢)なにかの意味がありそうですが、嫌な結果がでそうなのでスルーさせていただきます(笑)
 さて、後半戦は「ゆずき」と「あい」の対立が描かれそうですが、人の弱さを思い知らされますと、この勝負の結果は火を見るよりも明らかのような気が致します。