機動戦士ガンダムOO 2ndシーズン ♯13『メメントモリ攻略戦』

 年末を飾るのに相応しい派手なエピソードで、久しぶりに爽快な気分でございました。攻略戦の内容については多分色々なツッコミが各所でなされると思いますし、そういう話に特に興味も知識もございませんのでスルーいたしますが、4人のマイスターが協力して事に当たるという展開はこの作品の「華」でございますし、これからも観たいものでございますと記しておきます。
 ここからは少しネガティブな感想、と申しますか「懐古厨」のたわ言を。この作品のMS同士の戦闘シーンは昔の「ガンダム」から考えますと、信じられないくらいの乱れの無い作画と動き(CGなのだから当然なのかもしれません)なのですが、一方で「迫力」といいますか「威圧感」のようなものが決定的に不足していると感じました。
 これがMSのデザインから来るものなのか、それともCGに拠るものなのかは判然といたしません。ただ昔のガンダムのジオンMSの重量感を知る者としては、あのずんぐりしたMSが懐かしくなってしまったのと同時に、あの系統のデザインならばもう少し迫力のある戦闘シーンを観る事ができたのではないかと思った次第でございます。
 それと昔のガンダムなら破壊されるMSに搭乗していた無名兵士たちの最後が随時挿入されていて、それがより一層戦闘の恐ろしさのようなものを表現していたと思うのですが、本作において「最後のシーン」を演じる事のできる有資格者は、今回なら「リント」でしたが、名前つきのキャラが多い事に若干の違和感を覚えてしまうのでございます。・・・本当に「懐古厨」のたわ言ですね(笑)
 先週クローズアップされた「沙慈とルイス」は今回置いてきぼりにされて、今回は「王とネーナ」の思惑に移っておりましたが、そろそろ整理整頓していただきませんと「全員死んでおしまい」という最悪の結末が待っているようで心配でございます。特別番組挟んでいる暇なんてあるのでしょうか?(笑)