続DVD購入動機

考えてみますと、現在のアニメファンの方がDVDを購入する動機がわからなくなりました。
私の子ども時代は家庭用録画機などというものは存在しておりませんでしたし、当然レンタルDVDもありません、ネットもCS放送もなんにもない。こういう時代にアニメファンになってしまった人間の不幸は、気に入った番組であっても「次」の視聴機会なんて「運任せ」でしかなかったことでしょう。まさに一期一会でございました。ただ救いといえば今よりもずっと多くの再放送枠はあったのですが。
家庭用録画機が登場した頃は(地方では)その再放送枠が減少し始めていたのですが、それでもたまに好きだった作品が放送されようものなら高かった(たしか最初の頃は4000円くらいしたものでした)ビデオテープを惜しげもなく買って録画したものでした。ですが気に入った作品は多く、再放送されるかどうかは依然運任せの状況でしたので、セルビデオが登場し旧作が販売されれば多少(どころではなかったのですが)高くても購入に踏み切ったマニアさんは沢山いたものでした。
そういう時代ならアニメのソフトを買う動機としては十分だったと思うのですが、これだけ視聴環境が整い、大昔の作品でも(全部ではありませんが)大きなレンタル店に行けば手に入る状況でTVで放送されたばかりの作品のDVDを買う理由って一体なんなのでしょう。むしろ売れなくて当然のように感じてしまう私の方が変なのでしょうかしら?