夏色キセキ 第3話『下田ではトキドキ少女は空をとぶ』

弟・大樹の友だち祐介に空を飛んでいるところを見られた夏海たちは、なんとか誤魔化そうとするのだが、というお話。
自分たちの秘密を知られないように誤魔化すと大樹と祐介の仲が険悪になってしまうし、「御石様」のことは秘密にしておきたいしという葛藤が描かれておりました。
紗季が「魔女」になってまで仲直りさせようとしたのは、前回までの自分と夏海のことを考えていて、「友だちは大事にしなくちゃ」と考えた結果でございましょうし、この辺の筋立ては至極真っ当なものであったかと。
ただですね。
下田押しなのかスフィア押しなのかはともかくといたしまして、この「御石様」の設定って本当に必要なのか、そして本当に必要ならばもう少し有効利用した方が良かったんじゃあないかと。…それこそQBやナギさまのように具現化して物語に絡めたほうが楽しくなりそうなんですけどねぇ。
あるいは仲の良い幼馴染たちが別れを迎える最後の瞬間に一度だけ「奇跡」を見せてくれるような展開ですとか。
現状の「御石様」の扱いは「青春もの」としての本作には邪魔でございますし、ファンタジーとしては中途半端な印象でございまして、う〜ん。